暮らしのデザイン Vol.3 家事が楽しくなる方法

Ⅴ なぜ、モノが減ると家事が楽しくなるのか

モノが減ると楽になることは分かりました。しかし、楽しくなるのはなぜなのでしょう?

「まずは、掃除。私はわが家の家事の中でリビングの掃除が一番好きです。それは、楽に気持ちの良い空間に仕上げることができるから。

まず、リビングのモノを減らし、全てのモノに住所を決め、収納場所を明確にしたことで、少々散らかっていてもすぐに片付けることができますし、床や家具の上をスッキリさせることで、拭き掃除や掃除機をかけるのもスムーズにできます。

しかも部屋に置かれた家具や雑貨は、モノを減らすにあたって自分で厳選した、心から気に入っているモノばかり。磨くのも楽しいし、それらが活かされ輝いている空間は私にとって、どこよりも居心地が良いのです。

自分にとって気持ち良い空間が、ストレスなく得られることは、喜ばしい経験でした。その喜びを知ったことで、もっと快適にしたいと思うようになり、そのためのアイデアがどんどん湧いてきます。するとその先には、それらのアイデアを形にする喜び。さらに、それが思い描いていたように機能すれば、達成する喜びも得られる。これが、私の家事の楽しみ方です」。

モノが少なく、床の上にも家具の上にもほとんどモノがないので拭き掃除も掃き掃除もスムーズにできる
DMや情報紙など煩雑になりがちなものをポイポイ放り込んでおくかご
気付いた時にパパッと掃除できるよう、かわいい掃除道具をリビングの隅に見せる収納で
厳選して選んだ大好きなモノだから、手入れするのも楽しいのだそう
北欧ビンテージのソーイングテーブルを充電ステーションに。かごの中にコードを隠すことで、スッキリ見せている

TOPへ戻る ▲