【歴住】歴史にまつわる住まいの話

思わず誰かに話したくなる歴史的建造物や
著名人の住まいにまつわるエピソードを集めました。

惜し気もなく用いられた「金」の量は?

金閣寺

古くからある京都のお寺の代表格といえば、金閣寺を思い浮かべる人も多いのでは。アニメ「一休さん」に登場するちょっぴり意地悪な将軍様、足利義満の別荘としても知られています。

じつはこの金閣寺、当時のままではなく、1950年に焼失し1955年に再建されたものなのです。

再建にあたって使用された金箔はなんと10万枚!重さにして約2kgも使われたといわれています。その後、風雨によって金箔が傷んできたため、1986年からふたたび金箔の修復工事がスタートしました。

この張替えに際しては金箔約20万枚、重さにして約20kgの金が使用されたといいます。耐久性を考慮して、張替前と比べて金の量は約10倍!金箔の厚さも約5倍になったものが2重に貼られているという念の入れよう!

まさにバブル時代にふさわしいエピソードといえますね。総工費は7億4千万円にも上ったというから、なんとも豪勢な話です。なお、この美しい金箔を保つために、月に一度入念な手入れが行われているといいます。美しさを保つためには、お金も手間も相当かかるということですね。

鹿苑寺イメージ

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