室内で愉しむGreen Life | 住まいの学校コラム vol.24

室内を居心地良く、豊かな空間に変えてくれる存在の「グリーン」。
育てる楽しさはもちろん、インテリアとしても活躍し、空気清浄＆調湿＆リラックス効果などの
さまざまなメリットも。室内で愉しめるグリーンにはどんなものがあるかを見てみましょう！

部屋の雰囲気を変えたり、アクセントにもなるグリーンには、自然と視線を引き寄せる効果があり、部屋に広がりを与えてくれます。また、部屋を仕切るパーテーションとしてなど、インテリアにもなります。
二酸化炭素を吸って酸素を放出するため、酸素量の多い空間に。また、水分を根から吸収して葉から蒸散する調湿効果や、有害物質を吸着する性質を持つグリーンもあり、空気清浄効果も期待できます。
グリーンの色が目の疲れを和らげたり、大脳皮質を活性化するとも言われ、ストレスを軽減させる働きが。毎日、少しずつ成長する姿を見るだけでも心が落ち着き、リラックス＆癒しの効果があります。

観葉植物とは、葉や草姿などを鑑賞する目的で育てられた植物のこと。
大きく育つもの、日差しを好むもの、耐陰性のあるものなど、さまざまな特性を持っているため、
好みの樹形やスタイルのほかにも、置く目的や場所に合わせて選ぶことが大切です。

成長するにつれ、葉の縁から切れ込みや穴があき、独特な姿になる、熱帯アメリカ原産のつる性植物。明るい室内で育てると美しい樹形に。成長が早いため、深めの鉢がオススメ。
肉厚で剣状や棒状の葉を持つ植物。マイナスイオンを放出し、空気清浄力も高いため、エコプラントとも呼ばれています。高さのある鉢に植えると、よりスタイリッシュな印象に。
葉っぱを丸く刈り込んだり、幹を三つ編みにするなど、仕立てにバリエーションが多い人気の植物。形がかわいいため、丸みのある鉢やバスケットなどの鉢カバーをつけるのも◎。
比較的寒さに強く、20～30cm程度の大きな楕円形の葉をつけるゴムの木には、いろいろな種類があり、観葉植物としてはインドゴムノキが人気。

乾燥に強いため水やりの手間が少なく、かわいい見た目で人気の高い
多肉植物＆サボテン。サボテンは多肉植物の1種ですが、
園芸では「多肉植物」と「サボテン」として分けて扱われています。

水分や養分を葉っぱ・根・茎に貯めているため、ぷっくりとした多肉質な葉を持つ独特なフォルムの多肉植物は、アフリカや中南米が原産。たくさんの種類があり、寄せ植えなども人気。管理も簡単なため、小さな鉢やコップに植えて、ベッドサイドやデスクで愉しめます。
乾燥した砂漠や、雨の少ない土地などでも生育できるよう、葉・茎・根に水と栄養分を蓄えるサボテンは中南米が原産。乾燥に強いため初心者でも育てやすく、棚やデスクはもちろん床に置くだけでも絵になるため、インテリアのひとつとして重宝されています。

土がなくても育てることができ、別名「ティランジア」とも呼ばれるエアプランツは、アメリカ南部やメキシコ、中南米が原産。葉から直接水分を吸収するため、カゴやお皿など好きな場所に置いたり、吊るしたり、いろんなアレンジが楽しめます。

植物の根を土で丸く包み、まわりに苔を貼り付けて固定した苔玉は、和・洋どちらの植物でもつくることができ、お気に入りの器やお皿に飾ると雰囲気があって、インテリアとしても楽しめるのが人気。風通しがよく、明るい窓際に置いて愉しみましょう。

ガラスの容器の中で、植物や苔などを配置して栽培、観賞する「テラリウム」。多肉植物を寄せ植えしたり、苔を育てる苔テラリウムも人気です。また、湿地や熱帯雨林を再現する「パルダリウム」も最近注目されています。
アクアリウムといえば、熱帯魚やイソギンチャクなどを飼うというイメージが強いですが、最近では魚などの飼育はせず、水草と石、流木などを組み合わせてインテリアとして愉しむ「水草水槽」の人気が高まっています。