道上 洋三さん スペシャルインタビュー関西の朝の声、ABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三です」でおなじみの道上洋三さんに、ずっと第一線で活躍されている元気のヒミツ、道上さんが考える「エコライフ」について、大いに語っていただきました。

「自分の家族が入院しても千羽鶴を折る人はいないけど、他人のために折ってくれる人がいる。」

―ずっと続けられている中で、先ほどもお話が出ましたが、髄膜腫という大変な手術を乗り越えられたことで、また何か心境や考え方が変わったことってありますか?

もともと開き直りで生きてる方なんですけど(笑)。60まで生きるとは思ってませんでしたからね、1,800gで生まれた子は。それが手術は63歳のときなんですが、あのことで、ほんとに怖いものがなくなりましたね。60歳を過ぎてもまだ仕事ができてるっていうのは、それは自分でもちょっと驚きでね。

あの時はリスナーの方から2,000通を越えるハガキや手紙やファックスやメールや、それから千羽鶴を7千羽か8千羽か送っていただいたんです。それでその千羽鶴を病院のベッドに全部ぶら下げて手術終わるまでそうしてたら、看護士さんの中には番組を聞いてはる人もいれば、聞いてない方もいて、「これ何なんですか?」って聞かれるわけですよ。で僕が「これ、千羽鶴」って答えると、「どうしたんです?」って聞くから「リスナーの人が作ってくれはってん」て。そうしたら「リスナーってどんな人なんです?」って言うから、「こんな人やねん!」って。「へぇー」ってびっくりしてました。

自分の家族が入院したからって千羽鶴を折る人はいないと思うけど、他人のために千羽鶴折ってくれる人がいる。そういうおつき合いは30年させていただいてるからそうなのか。とにかくラジオを聞いてくださってる方とまったく聞いてない人との温度差がものすごく違いすぎるので、なかなか説明するのが難しいんですね。

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