インテリア訪ねあるき2

住まいづくりはクライアントとの共同作業です

クライアントとは初めにいろんな話をするそうです。好きなものとか生活のこと、日々感じていることなど。個人の嗜好は様々ですが、いろんな考えをお互いに出して進めるやり方を理解してもらうそうです。
クライアントと設計者、ある程度近いライフスタイルの持ち主だと、両方とも楽しんで進めていけそうですね。
そんなとき、きっとすてきな家ができ上がることでしょう。

家具などに使われる堅い木で制作した模型。
(受賞の住宅とは別の作品)

矢田朝士さん

「和」のイメージ、光と影へのこだわりなど、矢田さんの感性のルーツはどこにあるのでしょうか

京都出身だから、とよく言われるそうです。
子供の頃からお寺や神社が大好きで、空間や陰影になじんでいたとか。
お気に入りの京都の風景や旅行先の写真をお借りしてきました。

海外旅行の行き先は中南米やアフリカ、アジアの土着の風土を感じられる地域。
自然と一緒に暮らす人々の様子、洞窟や森、湖などの自然の造形、その土地の光や空気感も感性を触発されるとか。
人間の力でコントロールすることをせず、自然の摂理を大切にしたいという矢田さんの考え方は、こうした旅行先でも育まれたのかもしれません。

今回矢田さんからお預かりした旅行先の写真がとてもすばらしく、
感性のルーツを探る意味もあってご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
さて次回はグリーンコーディネーターを訪問する予定です。

取材協力

(2012.06.11更新)

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