インテリア訪ねあるき

Vol.05 オーダーキッチンを訪ねて

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最近のキッチンの話題って何でしょう?
調理する機能を超えて、家族のコミュニケーションの場として住まいの中で最も重要な装置となったキッチンは、ドイツなどからやってきたシステムキッチンを日本の暮らしに合わせて作りこなし、いまや完成の域に到達した感があります。そんな中で、これまでは特別なものと見られていたオーダーキッチンが、以前より身近になってきたように感じられ、ちょっと気になっています。今回はそんなオーダーキッチンのショールームを訪ねました。

システムキッチンが広がり始めた頃、別注家具製作の分野から参入した(株)モーリショップのキッチンブランド「クチーナ」のショールームを訪ねました

難波にほど近い、大阪では昔から有名な家具の立花通りの入り口にモーリショップのショールームがあります。
1階は輸入家具とキッチン、2階は全てキッチンで、展示は2010年秋にリニューアルされました。

人気のウォールナット板目の横使い。家具製作の出身らしく、
扉面材の美しい仕上がりには定評があります。

オーダーキッチンといってもいろいろありますが…

クチーナではシステムキッチンの部材組み合わせ方式をベースに、寸法や組込み機器の変更ができるイージーオーダー方式のものが中心です。

ウォールユニット(吊り戸棚)の高さやカウンターの奥行きなど、いろいろな例を見られるように設定されています。

アイランドキッチンと壁面収納の組合わせは人気高く、ウェンゲ材の濃色もまだまだ多いです。

別注家具製作の技術があり変更の自由度が高く、一からデザインされたフルオーダーももちろん可能です。

住宅メーカーのモデルホームにも使われ、住宅メーカーからの紹介で来られるお客様も多いとのことです。

イージーオーダー方式の注文は以前からあり、最近特に増えたとは思わないが、
リフォームの場合は単価の高い大型化の傾向が見られるとのことです。
営業担当者は技術的な知識も豊富で、要望の聞き取りから設置まで一貫して担当し、オーダーの実現を確かなものにしています。

キッチンと同じ扉面材を洗面台にも使ったり、食器棚など収納のみ注文する例もあるそうです。

上手なオーダーキッチンの頼み方をお聞きしました。

平面図があれば、的を射た情報やお勧めなどを聞くことができます。
まだ具体的な話に入る前の段階でも、ぜひ平面図を持ってお出かけ下さい。

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