インテリア訪ねあるき

Vol.04 壁仕上げ材としての和紙を訪ねて

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自然素材を代表する和紙の魅力はあらためて述べるまでもありませんね。和紙を壁に貼ってみたいけれど難しいのでは?とお考えの人もいるかもしれません。
今回はそんな疑問も携えつつ、ひとつ目は壁装材料として製品化された和紙壁紙を商品レパートリーに持つ壁紙メーカーを訪ねました。そしてふたつ目に、手漉き和紙を壁仕上げ材に使った住宅設計者に、その時の和紙を漉いた和紙製造工房を案内していただきました。

和紙壁紙の商品群を豊富に持つ株式会社トミタのショールームを訪ねました

和紙壁紙だけでも4つのシリーズがあり、元は表具の会社であった由来がうなづけます。

一番種類の多いKOZOシリーズの一つ、いろいろな素材を漉きこんだ和紙に雲母の光沢を加えています。

同じくKOZOシリーズ、揃っているようで揃っていない小さなドットが無地に見えてモダンな感覚。

ポイントの壁にパターンを配し、無地と組み合わせた壁はいかがでしょう。

ほのかに模様が浮かぶHANAシリーズ。

ダイナミックな繊維のテクスチャーを見せているのは手漉きシリーズのアートウォールこうぞ。一枚ずつ手作りのためミミがあり、繊維の表情や色も微妙に違って味のある壁面を構成します。

気になるお手入れ方法についてお聞きしました。

和紙壁紙の商品は全て表面に撥水加工が施されています。水がついたらすぐ拭くこと、
それ以外は和紙だからと特別な注意点はないそうです。
和紙の表面は丈夫で、ちょっと家具の角が当たったくらいでは破れません。
軽度の汚れが付着した場合は、水を含ませて固く絞った布で、軽くたたくように拭き取ります。

施工上で何か注意点はあるでしょうか。

何重にも裏打ちされて壁装材として作られており、施工説明書もついていますので、丁寧に施工してもらえれば普通の壁紙と同じとのことです。リフォームの場合は下地の再調整もあり和紙壁紙の扱いに慣れたところに頼むと安心でしょう。

和紙の原料、こうぞの木の皮(左)。
煮てさらし、たたいて柔らかくしたもの(右)。

ショールームでは大きな本のページをめくるようにサンプルが見られます。

和紙壁紙の楽しみ方でアピールしたいところは?

近づくとちりめんのようなテクスチャーも、離れるとしっとりとした陰影で穏やかな表情を見せます。
店舗やホテルでは品格のある仕上げ材としてデザイン面で注目され、海外ブランドの宝飾店の壁面やショーケースなどにも用いられています。住宅でも和風を超えて、上品な質感をリビングや寝室で楽しんでもらえれば、とのことでした。

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