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住まいでは木はとても重要な部分を占めているし、
私たち日本人の木に対する愛着は相当なものがありますね。
古来様々な種類の木を駆使して住まいを整え、
身の回りの物を作ってきました。
やはりまず「木」からスタートしなければならないでしょう。

住まいに使用される木材は、
柱や梁など構造材として使われる針葉樹の系統と、
床・壁・天井や建具などの内装仕上げや家具などに使われる
広葉樹の系統と、大きく二つに分かれます。

木造住宅の柱や梁などの構造体に使われる木材は、
杉、ひのき、松などの針葉樹です。
国産材の方が気候、風土に合うといわれていますが、
価格面で外国産に押されているのが現状です。



木材は適度な強度と粘りがあって加工しやすく、断熱性や吸音性、吸湿性などがあって人に快適、まさに理想的な材料ですが、
その良さを生かして欠点を補い、限りある大切な資源を無駄なく使う工夫が必要です。
 ・無垢材(構造材では「製材」と呼ばれる)……丸太から切り出したそのまま
 ・集成材……小さい木をつなぎ合わせて大きな木にしたもの、そりや割れの欠点を補う
 ・合 板……薄くスライスした木を縦・横互い違いに張り重ねたもの、反らなくて広い面積が得られる
このほか、木片を砕いて熱圧成型したパーティクルボードや、
もっと強力に繊維レベルまでほぐして成型したファイバーボードなどがあります。


構造材は建物が仕上がってしまうと見えなくなることも多いので、ちょっとぴんと来ない、という人もいるかもしれませんね。
でも私は木造住宅の「音」の感覚がとても好きです。
構造体から木で出来ている家の、あの体にしみいるような「しーん」とした静けさは、
自然と一体になって本当に心がやすらぐ感覚があります。
さて次回は、内装や家具に使われて、いろいろな木目の美しさを見せる広葉樹を取り上げたいと思います。
(2008.4.1更新)
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