住宅ローンの返済方法も一文字違いですが中身は大きく違います。ライフプランにあった返済方法を選ぶとその後の生活も有利に運べるのでメリットとデメリットをじっくりと確認してみましょう!
<ピッタリなのはどっち?返済方法編>
まずは元利均等返済。返済の始まりから終わりまで同じ金額を返済し続けるタイプです。あなたが借りる予定の2,000万円を、借入金利 年2%、返済期間を30年、毎月返済のみでシミュレーションすると、毎月返済額は73,923円、30年間で返済する金額は約2,661万円となります。ただし毎月一定額を返済し続けるといっても変動金利で借入れた場合は、将来金利が上昇すると5年毎に見直される毎月の返済額も増えてしまいます。その場合は元利均等返済といえども同じ返済額とはならないので、ご注意ください。
次は元金均等返済。こちらは返済が始まってから終了するまで借り入れた元金を均等に返済し続けるタイプです。先程の元利均等返済と同じ条件のローンの場合、元金部分は第1回目から最終回の第360回目まで変わらず毎月55,555円を返済することになります。利息部分は第1回目が33,333円、第2回目は33,240円と第3回目は33,148円と徐々に減るので、元金と利息を合わせた毎月の返済額も第1回目が88,888円、第2回目が88,795円、第3回目が88,703円と減っていきます。
注目するポイントは返済額の総額です。返済当初は元金均等返済の方が多いですが、徐々に返済額が減っていき第163回で元利均等返済を逆転し、最終的に返済額は約2,602万円となるので、元利均等返済と比べて約59万円少なく済みます。
お互いのメリット・デメリットは相反し、例えば元利均等返済のメリットは当初の毎月返済額は少なくて済みますが、デメリットとしては総返済額が元金均等返済より多くなってしまうので、どちらを選ぶのかはやはりケース・バイ・ケースです。あなたの場合で考えると、今のところ長男の教育費はあまりかからないので元金均等返済を選んで頑張って返済すれば、教育費が高くなる頃には返済額が減って、やりくりしやすくなる効果が期待できます。
<ピッタリなのはどっち?繰り上げ返済編>
住宅ローンの総返済額を一挙に減らせるリーサル・ウェポン(最終兵器)とも言われる繰り上げ返済。特徴は繰り上げ返済したお金がローンの元金に直接充当されるので、支払わなければならなかった利息をグッと減らせる効果が得られます。それではあなたが5年後に貯金が100万円貯まり繰り上げ返済するイメージをしてみます。繰り上げ返済にも2種類あるのでしっかり確認してみましょう。
まずは期間短縮型。返済期間を縮めることで総返済額を減らします。上記の住宅ローンを元金均等返済で借り入れた場合のシミュレーションをすると、総返済額を約49万円も減少させます。例えば100万円を運用したとすると、現在の超低金利時代には考えられない実に49%もの運用成績を上げたことに。
次は返済額軽減型。こちらは毎月の返済額を減らす効果が得られます。同じくシミュレーションをすると、毎月の返済額が約5,000円軽減し、総返済額でも約25万円の減少へと繋がります。
トクする金額だけ考えると期間短縮型の方が有利ですが、毎月の支出の中で教育費などの出費が予想以上に増え、他の支出を抑えて何とか家計をやりくりしたい場合は返済額軽減型の方がピッタリ当てはまります。
まず自分のライフプランを考えて返済方法を選択し、住宅ローン返済中にも貯金を殖やして繰り上げ返済ができるような家計管理を目指しましょう。