ABCハウジング
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相談会で多く寄せられる、
住まいのお金に関するQ&Aをお届けしています。

第5回
マイホーム購入の頭金、必要額と貯め方のコツ
質 問
頭金は物件価格のどれくらい準備すればいいのでしょうか?また頭金の貯蓄をしようと何度もチャレンジしていますが、途中で諦めてしまいます。頭金の貯め方で何かいい方法はあるでしょうか?
回 答
キーワードは「チェンジ」。マイホームを購入する場合、頭金として一定の金額を現金で準備し、残りは住宅ローンを借りるのが一般的です。わかりやすい目安として「物件価格の○%は頭金として準備する」事は大切ですが、少し違った方向からも考えてみましょう。
まず物件価格の最低5%は必要になる税金などの諸費用は現金で準備します。
次にチェックするポイント「住宅ローンを安心して返済できるのか?」で準備する頭金を逆算してみます。例えば物件価格を3,000万円とした場合、現金で20%準備できればローン借入金額は80%の2,400万円となります。元利均等返済、借入期間30年、金利を年3%で返済額をシミュレーションすると、毎月の返済額は約10.1万円となり「この金額なら確実に返済できるのか?」を考えます。「毎月10万円はちょっと厳しい」場合、頭金を物件価格の35%の1,050万円まで準備できると借入金額は1,950万円、毎月返済額は約8.2万円に下がります。逆に「毎月11万円でも十分返済できる」のであれば、2,700万円は借入れられるので、準備する頭金は300万円に。
 ここで頭金の考え方のチェンジポイント。(1)現時点で安心して返済できる金額(2)毎月の生活費の3〜6ヶ月は突然のアクシデントに対応できるお金として現金で確保(3)将来、金利が上昇した場合ローン総返済額が増えるのは避けたい(1)〜(3)に当てはまる方は「頭金は物件価格の○%」にこだわらず、すぐにマイホームを購入する事も1つの方法です。
 また頭金を中々貯められない方へのおススメはやはり「財形住宅貯蓄」。勤め先が財形制度を行っている55歳未満の方なら誰でも簡単に利用できます。利子が非課税になるメリットは金利が低いとそれ程ありませんが、重要なのは給与振込口座から自動的に引き落とされて貯蓄できる仕組みです。またマイホーム購入以外に引き出すと利子は課税されるため解約の歯止めにも。自営業の方や勤め先に財形制度のない方は「頭金貯蓄専用の預金口座」を作りましょう。給与振込口座へ給与が振り込まれたら頭金として貯蓄するお金をすぐに移し、さらに引出し難くするためにキャッシュカードを作らなければ、あなたも「頭金貯蓄ができる人」にチェンジです。
(2009.4.14更新)
■3,000万円を元利均等返済で借り入れた場合(固定金利で計算)
例1 借入期間 30年
借入金利 毎月返済金額 総返済額
2% 110,885円 約3,992万円
3% 126,481円 約4,553万円
4% 143,224円 約5,156万円
5% 161,046円 約5,798万円

例2 借入金利 3%
借入期間 毎月返済金額 総返済額
20年 166,379円 約3,993万円
25年 142,263円 約4,268万円
30年 126,481円 約4,553万円
35年 115,455円 約4,849万円
●筆者プロフィール
ファイナンシャルプランナー 土井 紀彦(どい としひこ)
楽しく生きるために避けては通れない一つがお金の話。全く考えないのは問題ですが、考えすぎて不安になるのも問題アリです。
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【略歴】
大手老舗ホテル退職後、独立系FP事務所に勤務。コンシェルジュ型サービス業としてのFP事務所確立を目指し、セミナー・相談業務に取り組んでいる。