暮らしのデザイン Vol.3 家事が楽しくなる方法

Ⅰ あなたは家事が好きですか?

この質問に「はい」と答えられる人はどれくらいいるでしょう。もちろん、いないわけではないと思います。しかし多くの人が、やって当たり前に思われがちで感謝や評価をされることの少ない家事に、やりがいや喜びが見出せずにいるのではないでしょうか。少なくとも、家事をサポートする便利グッズや簡単レシピ、ロボット家電などが次々とヒットすることから見ても、家事に費やす体力や能力、時間を減らしたいと思っている人が多いのは一目瞭然です。

一方、生き方や暮らし方を見直そうとする気運が高まる中で、あえて家事に手間ひまをかけて丁寧に暮らすことを選ぶ人が年々増えているようにも感じられます。

いずれにしても、暮らしに家事は欠かせません。よほど裕福で家政婦がいる家でない限り、主婦にとって「家事こそ暮らすこと」と言っても過言ではないほどでしょう。だったら、いっそのこと、あなたなりの方法で家事を楽しんでみませんか?

Ⅱ あなたは、全ての引き出しや戸棚の中に
何が入っているかを把握していますか?

家事の楽しみ方は人それぞれで、正解などありません。しかし、家事を楽しんでいる人の多くに共通しているのは、モノとのつきあい方の意識が高いことです。

日本には、便利なモノ、素敵なモノが溢れていますから、ついついモノが増えてしまいがちです。良さそうだと思って買ったものの、1 回使ったきりで仕舞い込んでいるモノ。買ったことすら忘れてしまっているモノ。安いから何となく買って、壊れたら捨ててまた何となく買ってしまうモノ。そんなモノに心当たりはありませんか?

家事を楽しんでいる人の多くは、モノをしっかり吟味して選び、本当に便利なモノ、心から気に入ったモノに囲まれて家事と向き合っています。しっかり吟味して選ぶには、時間も集中力も時にはお金もかかりますから、自ずとモノは少なくなります。モノが少ないと、どこに何があるのかが把握しやすいので、探す手間も管理の負担も少なくなり、また、ひとつ一つに対する思い入れも深いので大切に扱うようになる。どうもこの辺りに、家事を楽しむヒントがあるようです。

日々の暮らしを発信したブログが人気のかおるさんも、モノを減らすことから始めて家事の楽しさを覚えたママの一人。今回はかおるさんのお話を伺いながら、家事を楽しむヒントを見つけてみようと思います。

暮らしのブログAula
かおるさん
http://Aula.exblog.jp/

TOPへ戻る ▲