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プランクトンの死骸が堆積したもの。
多孔質なので吸放湿、脱臭、ホルムアルデヒドなどの吸着が望め、
健康建材として塗り壁復活のきっかけを作りました。
珪藻土自体には固まる性質がないので固結剤が必要ですが、
混ぜる割合によっては吸放湿などの性能が低下する場合がある
ので注意が必要です。

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火山灰の珪酸質成分を主成分とする土壁材。
やはり多孔質で調湿、消臭機能があります。
珪藻土に比べて仕上げのタッチは素朴な風合い、土壁に近い
イメージです。

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粉状の消石灰に糊、スサなどを混ぜて練ったもので、
白い壁として古くから使われてきました。
特徴はその穏やかな白さ、調湿性、塗ってから時間が
経つにしたがって硬くなることです。

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漆喰というと白くて平滑な表面というイメージが強いですが、
いろいろ変化を出すこともできます。
ヨーロッパではカラフルで表情豊かな漆喰を楽しんでいて、
日本にも輸入されています。
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土をテーマに主に壁のお話が続きましたが、土の床もあります。
たたきという言葉は日常用語からは消えつつあるかもしれません。
家の内部だけれど土足の床、つまり土間です。
現代の住まいではほとんどの場合コンクリートかタイル仕上げとなっていますが、
昔は土に石灰やにがりなどを混ぜて塗り、たたいて固めたのです。

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右の写真はフランスのある場所の土の色を分析したものです。
土の色から建物の外壁のカラーコーディネートを考えようとしています。
すばらしい発想ですね。私たちもぜひ応用したい考え方です。


素材シリーズ5回目の「土」、塗り壁の話題ははいかがでしたか。
素材に関してはどれも画面ではなかなか伝えきれませんが、中でも「土」の
あの存在感はどうしようもないですね。
ぜひ実物に接する機会を持っていただきたいと思います。
さて次回は「石」、太古からの地球の営みで作られる石には不思議な魅力が凝縮され
ています。インテリアに登場する石材を見ていきましょう。

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(2008.8.1更新)
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